〜この物語はイタリア北部の小さな田舎町カルドーニョに生まれ育ったサッカー少年の壮大なるサッカー人生を描くものである。〜
プロ生活一年目が終了して
セリエA2019-2020シーズン。バッジョはヴェローナにスクデットをもたらした。そして、
彼のまわりには大きな変化が起きた。
世界選抜に招集
デビューシーズンの活躍が認められ世界選抜に招集された。そしてメッシ・ネイマール・ロナウド等と共にリバプールとのチャレンジマッチに挑んだ。
この試合で決勝点を決めたバッジョは語る。
「こんなに凄いメンバー達と一緒にできて光栄だよ。ただ、この試合で1番輝いていたのは僕だったけどね。」
彼は間違いなく末恐ろしい若者である。
ヴィオラへの移籍
遂に僕が移籍を熱望していたフィオレンティーナから、完全移籍のオファーが届いた。
「もちろん答えはイエスだ!」
有頂天になってしまい「カモン!フィオレンティーナ!」と意味不明な発言をした事を後悔している。
欧州年間最優秀選手
もう一つ嬉しいお知らせがある。
その年に欧州で最も活躍した選手に与えられる「ヨーロッパ年間最優秀選手賞」を受賞した。
「蝶ネクタイ姿もクールだろ?笑」
新シーズン開幕
セリエA 2020-2021シーズンが開幕した。
移籍後デビュー戦
僕が子供の頃から憧れていた、紫(ヴィオラ)のユニフォームを着る夢が叶った瞬間だ。
デビュー戦でハットトリックを達成するのが僕のお決まりだ。
「対戦相手のレベルはプロフェッショナルだけど、素直に嬉しいよ!」
アズーリ初招集
イタリア代表のメンバーが発表された。その中には“ロベルト・バッジョ”の名前があった。
デビュー戦でゴールは無かった。
なぜなら僕はこの試合で徹底的なマークを受けて膝をボロボロに削られたからだ。
待ち受ける悲運…
順風満帆に思えたプロ生活二年目も間も無くして…僕は右膝に大怪我を負ってしまった。
それでもフィオレンティーナは契約を破棄せず、復帰を待ってくれるようだ。
必ず復帰してヴィオラに歓喜を。
だから僕が諦めることはない。
諦めるより夢を見る方が
僕の性にあっているから
第五話につづく
コメント
バッジョという名前には怪我の呪いがかかってるのかな…
ユキさん、再現してしまいました。
リーグにカップ、そして代表と過密日程が過ぎたのかもしれませんね(TT)